「エッ、そんなに気になる?」

人はいいが腕はもう一つ。
何でもハイハイと聞いてくれるのですが、
終わってみれば何となくスッキリ感がない。

隅の納まりに統一感がない。
しかし、やり直してくれとも言いにくい。
こんなリフォームをすれば、毎日がストレスになってしまいます。
その場所を見るたびに、嫌な思いが募るようで、
我慢の限界に達した奥様は、
「あなた、会社紹介の業者かなんか分からないが、
もう嫌。もう一度リフォームやり直しします。
もうあの業者には頼みません!」と爆発してしまった。




「エッ、そんなに気になる? 
俺は特に問題ないと思うよ。やったばかりでやり直しじゃ、
もったいないじゃないか」。

「あなたは家にいる時間が少ないから気にならないでしょうが、
私は毎日のことよ。自分で業者見つけるから、
口出ししないで。この隅見てよ。曲がっているでしょう」。

「.....。そういえば曲がっているかもしれないが、
不都合はないだろう」。「じゃあ、この床の納まりはどう? 
あちこちに隙間があるでしょう。掃除機をかけると引っかかるのよ。
それに床の色と壁の色合いチグハグでしょう」。

「そうかな? 特に気にはならないが....、
業者と一緒に選んだんじゃなかった? いまさら言ってもね」。

「選んだことは選んだが、小さなサンプルだったから、
こんなになるとはおもわなかったのよ。ともかくやり直しします!」




リフォームが終わった後、こんな夫婦の会話になれば、
とても悲しいことです。奥様は気にしすぎかもしれないし、
ご主人の頭は仕事が占めていますから、
リフォームの良し悪しはさほど気にしてはいません。




このようなケースは少なくないでしょう。
初めてリフォームするのですから、会社で紹介してくれた業者なら、
こちらがあれこれ言わなくても、
考えている通りのリフォームをしてくれると思っています。




職人によって、どうしても腕のバラツキは出てしまします。
人はいいけど腕はもうひとつの人もおれば、
腕はいいけどセンスがパッとしない人もいるし、
口は悪いけどセンスや納め方は上手い人もおります。

リフォーム会社にしてみれば、
お客様の要望や性格などを考えて担当職人を決めるのですが、
時には先のようなチグハグなことも起こってしまします。




もし、些細なことを気にしない奥様であれば、
先の職人さんの評価は「とても安心してお任せできました。
とても良い職人さんで良かったわ」となる。

先の夫婦の例では、
会社専属の営繕型のリフォーム会社だったのでしょう。
奥様はレベルの高いリフォームを望んでいたので、
ちょっと不幸な結果になってしまいました。




リフォームは、およそ営繕型、請負型(予算に合わせて工事をする)、
提案型の3つに区分されますので、
その会社の実績を写真や図面で見せてもらうことが何より大事です。




「無理に売るな。
客の好むものも売るな。
客のためになるものを売れ」
by松下幸之助



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