超長期住宅提案ってなんだ


福田首相が人気取りで言った?200住宅構想に、
国中の住宅業者が自社で造る家を認定して欲しいと
600件以上も応募したようだ。

そりゃ、家は長持ちすることにこしたことはないが、
どうも??の感じがするよ。




これに認定されれば、補助金が付く、
それに住宅減税の率が高くなる、
住宅ローンも割安になるということで、動機は純じゃないよ。



今自分で造っている家が、一体何年持っているのか考えてみれば、
とても200年持ちますよとは言えない。
この認定審査をする東京大学の松村教授が、
自民党に呼ばれて答えたことは、
「頑丈な200年住宅にはまったく関心がない」と言ったそうだ。

その理由は、「下手に技術の粋をつぎ込んだ頑丈な住宅をつくれば、
環境に良いどころか、逆に大きな負荷をかけることになりかねない」と。




まあ、長持ちさせる家づくりの研究が進むことや、
自社の家づくりをもう一度見直す機会にすれば、
それはそれなりの評価になるから、反対ではないが、
それなら古民家の家づくりを研究した方が、
余ほど技術力はあがるはずだ。




その技術は、今ある既存住宅の改良に直ぐに役立つし、
無駄な廃棄物を出さなくてもよくなる。
この辺の努力に対して補助金をつけてもいいだろうし、
それが地場工務店の今後の飯の種になるはずだ。



今回の審査に通った会社は、ほとんどが大手ハウスメーカーばかり、
理屈こきが多いから、お役所を納得させる案は作れる。
これが進めば、中小工務店は置いてきぼりをくらう可能性が高くなるわ。



それと、現在使われている建築材料の耐久性って、
精々20〜30年程度。これらをどんなに上手に組み合わせても、
200年何て持つはずがない。



構造をしっかり造り、
それ以外は何十年かごとに変えて行くってことだろう。
建築材料の大きな進化がなければ、
本当の意味で超寿命住宅は造れないよ。

そして、飽きっぽい日本人が100年後に
後100年住める家にしようとリフォームするかどうかは
大きな疑問として残るなあ。
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