家づくりはなぜするのですか?


わたしが経験した本当の話です。
家づくりはなぜするのか?考えていただける事例です。


結婚と同時に新築を考えて…
いくつもの住宅会社の展示場を見学したり、
現場見学会にも多く足を運んでいる、家づくりに熱心な若いカップルが
私の会社の現場見学会へ来場しました。


しかしよく話を聞けば、ある住宅メーカーに
変動金利であれば希望の家が建てられますよと言われ
ご主人はやる気満々でした。

奥様は返済が不安。
自己資金も0だと言うことでした。



そのあと…



「あっ、それはあまり気にしないでください。それにしても本当に
いい家ですね。ところで、マルウさんも、図面とか見積もり
を提案してくれますか?」
場の雰囲気を和ませようとしてか?ご主人のほうが言い出しました。


しかし、わたしはとても和むことは出来ませんでした。


そして・・・
「いいえ。ゼッタイに嫌です。
私は二人が不幸になる手伝いはしたくないです。」
と言いました。

なぜなら、わたしが自分の息子や親友には
絶対進めない方法だったからです。



私から想像もしていないような答えが
かえってきたからでしょうか?二人はとても驚いたようでした。

でも私は「こんな状態で建てる家では二人は
絶対に幸せになれない」と思ったのです。



そして・・・
「ご両親にも資金援助を相談してみては?」
「お子さんの教育資金やライフスタイルをよく考えてください?」
「10年先を見すえてくださいね。」
「建物の規模をちょっとコンパクトにできませんか?」

・・・興奮してあまりよくは覚えていませんが、とにかく
家づくりとはまったく関係のない話を二人とたくさんしました。


二人の両親にその気持ちをぶつけて
みることを私は勧めました。そして家の話は全く進めずに
その日はそのまま帰って頂きました。



このときの私の頭の中に今月のノルマのことだとか、
今後の着工のことだとか、
そんなことは全くありませんでした。

家づくりが目的ではなく、家族が幸せに暮らすための
マイホームでなければ建てる価値がないと
本気で思っていただけでした。


1週間後、奥様から私のところに電話が入りました。
その声は以前とはまるで別人のように明るいものでした。

「今度の週末、家のことで相談に乗って欲しいんですけど
お時間取ってください!」


これこそ、問題が解決した人の声でした。
「その声なら・・・喜んでお会いさせていただきます!
ご両親も資金援助を考えてくれたんですね?おめでとうございます!」

「有難うございます」


二人が他の住宅会社の提案をどうやって断ったのか?私は知りません。


松下幸之助さんのこんな言葉があります。
「無理に売るな。客の好むものも売るな。客のためになるものを売れ」

わたしは、お客様の立場に立ってが信条です。
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