木造住宅の構造架構美を楽しむ。

24a199f3.jpg















構造架構美を感じていただく為と、
コストダウンの一つの方法として、
2階の床材と1階の天井を兼ねています。

こんなお客様の質問を受けることがあります。

2階からの音は気にならないのでしょうか?
また強度は大丈夫?

2階の床材と1階の天井を兼ねる事は工事工程が省け、
コストダウンになります。

1階の天井を組まなくて良くなるわけですし、
材料代と大工工事費が大幅に削減できます。

その分、天井材(2階床材)に無垢の厚板材36mmを使います。
コストはアップしますが、削減したした費用で帳消になりますね。

また、強度的には梁の大きさとピッチ、床板の厚さを考慮すれば、
問題ありません。

気になるのは音の問題ですね。

1階に天井裏がある場合に比べて音は伝わり易いです。
また照明器具の配線等隠す場所がないので、
取り付けに関して工夫が必要になります。

「健康シラス壁の家」は2階の床を二重床にして、
その間に吸音材と配線をする方法をとっています。

2階を小さな子供のいる部屋や音の出る部屋を避け、
デメリットを最小限に抑える配置にする事で、

高い天井や梁と天井材の見せ方で、
自然素材溢れる構造美の空間を楽しむ事も出来ます。

人気blogランキングへ