見積もり有効期限が記載されているか



住宅部材の価格が上昇しております。
余り影響の受けない工事もありますが、
設備品など高額な商品ほど上昇率が高いですね。




以前なら余り価格の変化はありませんでしたから、
古い見積もりでも価格対応ができました。



しかし…



今はうっかりしますと、
プロでも間違うことがあります。




契約した後、
「実は、この商品とあの商品の
価格が間違っていました。修正を認めてください」
ということも起こりがちです。




特に、見積もり有効期限が入っていない場合、
「お互いの認識違いですね」と、
修正を強要される心配があります。




見積書に「○年○月○日」と入っていれば、
どちらの問題かはっきり分かりますので、
お互い嫌なことを避けられます。
必ず確認をしてください。




以前に聞いた話ですが、
1年ほど前の見積書を持ってきた人が、
「これで契約してくれますか?」と言われ、
嬉しさの余り価格の確認もせず、
直ぐに契約を交わしたそうです。




そして…



段取りをして積算をし直したところ、
利益がほとんど出ない工事になることが分かり、
価格の修正をお願いしたそうですが、
認められませんでした。




そこで、やむを得ず、
コストダウンを図ることにしたそうです。
建材店に頭を下げて、
利益を少なくしてもらう。
職人さんに頼んで日当を安くしてもらう。
商品指定がない素材を安い代替品に変える。
それでもまだ足りなかったので、
指定商品と同じもので、
展示会で使用したキッチンを納入させました。




類似品に変えるのでなかったため、
「この程度なら」と、思っていたのですが、
やはり表面に見えない個所の不具合を
お客様から指摘されました。



幸い部品の交換で事なきをえましたが、
「肝が冷えた」と言っておりました。



この業者さんは「ボタンが掛け違えたときは、
やはりそのミスを素直に認め、
利益がなくても、
キチンと見積もり通りやるべきだ」と、
反省していたそうです。
お問合せ≪トップページ≫プチッと是非お願いします。人気blogランキングへ