ある工務店社長のつぶやきー何とか守りたい。


ミャンマーのサイクロン被害が報道された後、
中国・四川省の大地震があり、



「一体地球はどうなっているのだろうか?」と
不安になりました。



両方とも、数十万人の被害であり、
家族や家を一瞬にして失った悲しみには心が痛みました。



家づくりをする私には、
家は本来、家族を守るためにあるはずが、
その役割を果たさなかったのは残念で堪りませんでした。



まあ、あれほど大きい台風や地震ですから、や
むを得ない面はあったでしょうが、
報道を見る限り、
ずさんな家づくりが被害を広げたことがわかりました。




対岸の火事ではないですが、
自分に火の粉が降り注がなければ、
本気になって防御策を講じませんね。



国では、東海、南海、首都圏などに
大型地震警戒を出していますが、
個々の家を耐震化することは容易ではありません。




全国の地方自治体で、
耐震化の助成制度を設けている市町村もありますが、
まだまだ行渡っていません。
助成に熱心な神奈川県でも、
33の市町村の内、助成制度を勧めているのは、
18市町村にとどまっています。




また、助成制度があっても、
50万円を限度に1/2を助成するということですが、
キチンと耐震補強しますと、
この金額では納まりません。



そうかと言って、
この助成金は税金から出ていますから、
持ち家の人たちだけに使うことに、



「個人資産を守るのに、税金を使っていいのか?」
という声もあり、限度がありますね。




お勧めしたいことは、
建築から20年過ぎたら、
住宅の健康診断を受けることと思います。




住宅部材は10年過ぎますと、
何らかの故障や傷みが出てきます。
どの程度健全なのか、
修理しなければならない個所はないか、
など専門家に見てもらいましょう。




健康診断や人間ドックでも、
数万円の費用が掛かります。



家の診断も、その程度の費用は必要です。
ときどき、
無料耐震診断という案内があると思いますが、
市町村主催でなければ、
やめておくことです。
危ない業者が多いですから。




その健康診断の結果、
どうしても補強しなければならない個所が見つかったら、
必ず工事をしてください。



補強していたお陰で命を守れた例は少なくありません。
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