構造体に目を向ける人が増えている。


耐震偽造事件が起きる前は、
「家づくりの命は構造体にあって、
そこにお金を掛け、
なおかつ第三者の検査を受けることが欠かせません」と、
何度も何度も言ってきましたが…




ほとんどの方々は…




「見た目がキレイかそうでないか」
「使いかってが良さそうかそうでないか」
に注目していました。




確かに、
丈夫な構造体を作ることは当たり前で、
その上に見た目の良さと使いかっての良さを競うのが
新築業者の役割ですが、
お客様が構造体への意識や理解が少なすぎると、
業者は施工品質に対する意識が薄れてきます。





建築基準法の改正により、
業者も目を覚ましたこともありますが、
やはり家づくりをして多額の借金を抱える
消費者の意識が向上したことは嬉しいことです。




よく行なわれます「現場見学会」でも、
「構造見学会」に来られる方々が増えています。
先日の関本の家の構造体見学会(内覧会)では
5組のご家族がご来場いただきました。




以前は…




「完成見学会」には大勢の人が集まるが、
「構造見学会」にはほとんど集まらなかった。



しかし今は、
設計士などプロの方を同行する消費者もおり、
構造に対する意識は数年前と大きく変わっています。




「構造なんて見ても分からない」
ということはありますが…




現場に行けば素人でも分かることが幾つもあります。
例えば…



「現場の清掃状況」ですね。
これなら誰でも分かります。
整理整頓が出来ていない現場は
管理が出来ていませんから、安心はできません。




また、補強するために多くの金物が使われますが、
この設置状況を見れば、
「アレッ、何か変? 物理的にキチンと付けられていない?」
ということを見つけることも不可能ではありません。




特に柱と土台の連結部分をしっかりみれば、
それが大丈夫かそうでないかが分かります。
???と思ったら、質問してみてください。
その疑問に的確に応えてくれる会社なら大丈夫です。




先般、栃木県で新築工事中に、
集成材の柱の強度不足が分かり取替え作業を行なった際、
屋根の重みもあり、家が倒壊した事故が発生しました。
納入ミスから起こったそうですが、
2種類の集成柱が使われていたそうです。



普通なら、一種類ですから、
何か違う種類が入っていれば、
誰でも???と思います。



このようなことを見つけられることもあり、
現場に行く価値はあります。
特に、骨組みとなる構造材は、
合板や石膏ボードが貼り付けられますと、
見えなくなってしまいますなおさらです。



実を言うと…
わたしのところの建物は、天井は現し(あらわし)です。
構造美がそのまま見えています。
これっていろんな利点が多いのでスヨ。



?手抜きができない。(^^)
?天井が必要ないのでコストダウン。(^^)
?構造美が楽しめる。(^^)
ぜひわたしのところの現場で確認くださいね。


構造は住む人の命を守る一番大切な部分ですね。


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