数を誇る住宅会社は安心?



「3,000棟完成記念」とか
「全国で100,000棟の実績」というように、


住宅を建設してきた数を誇るのは、
大手ハウスメーカーであり、地域のパワービルダーです。


「数の多さは信用の証です」と
アピールする業者も少なくありません。


しかし、この数と品質が、
直ぐにあなたの家づくりの成功をもたらすだろうか。

工場生産品なら、
確かに数の多さはコスト削減になり、
均一的な品質も保証されるでしょう。



ところが…



家づくりは建てる場所は屋外で、
かつ同じ敷地は建売でもありません。


どのような敷地でも、それぞれクセがあり、
一つひとつ条件が異なります。

1m離れれば、地盤の状況は変わります。
近隣地盤に問題ないからと言って、
地盤調査を行わないで、
基礎工事を平気で行なう業者も少なくありません。



数を追うということは、
均一で平均的な工法で、
一日でも早く完成させることが求められますから、
当然平均以下の建物も出てくるということです。



関東の一建設や関西のファースト住建が、
強度不足で補強工事をするはめになりましたが、
まさに平均的な工事対応に問題があったことにあります。



住宅の数が伸びていた頃は、
倍々で着工数を増やす続ける会社もありましたが、
伸びが止まれば、資金繰りに問題がでるため、
安くして無理な受注を行ないました。



しかし…



無理はどこかで問題や歪が出ます。


結局、会社整理か倒産にいたる。
これが例え大手であっても、
負債が増えて再生法申請という事態を招く。


または、事業撤退ということもおきます。
古くは、殖産住宅。
最近では野村ホームなどがあります。



みんな数の競争を行なってきた会社ばかりです。
それで被害を受けるのは、
その家を購入した消費者ですね。



家はアフターメンテナンスが
価格に含まれておりますから、
止められたり倒産されたりすれば、
価格の上乗せのような家になってしまいます。



「沢山作っていますから、ご安心ください」とか
「沢山作っていますから、割安になりますよ」という
謳い文句は、
「そのうち危なくなるかもしれません」と
言っているのに等しいと思った方がよいでしょう。
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