[]「三和土付き和室」

地域型・続き間型和室(座敷)で最も多いのは、
8畳や10畳の続き間の前に、
一間(1.82M)幅の広縁などがあるケースでしょうか?

また、和室の北側に、暗い廊下、日の当たらない部屋、
があったりしていますね。
和室(座敷)は日常的に使わない空間にもかかわらず、
南側の住宅の一番いい場所を占領していますね。

普段は、リビングだったり、茶の間であったり、
別の部屋で十分まかなっています。「もったいないですね」

いつのまにか、せっかくの座敷が、物置化しています。
「残念ですね。」

そんな方に・・・
和室の前に、玄関からつながった三和土をおすすめします。
三和土と和室の間には、踏み板と石と縁側がある空間です。
来客は、履物を脱がずに、縁側に座り、
家の人と楽しい一時期を過ごすことができます。

また、必然と和室(座敷)を普段から使うことになり、
物置化がふせげますね。


玄関から茶の間1















●玄関からつながる三和土(たたき)


三和土(タタキ)とは何かご存知ですか。

昔の土間のことです。日本の伝統的な工法で、
元来、「砂・黒土・赤土」を、苦汁(にがり)をつかって、
固めることから「三和土」と呼ばれるそうです。

玄関や犬走りなどとして活用したものです。

 断熱性に飛んで、日差しの反射もなく、
夏涼しく、冬暖かいので、
特に多く古民家では使用されていました。

地域型の住まいには、そういう考え方が必要なのかもしれません。
近所のおばちゃんが遊びに来て、井戸端会議のできる場所。
農作業から帰って、すぐさま腰を下ろせる場所。

新築の玄関先では、
長靴履いて井戸端会議、ちょっとできませんよね。

それと、北側の暗い部屋をなくすには、
建物の性能をしっかり考えて、
オープンなスペースをうまく考えましょう。

また後日、図面投稿したいと思います。


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