シラス壁って何?
Q:シラスが主成分という事だけど、
シラスって一体何?
A:シラスは火山灰です。
九州鹿児島の始良カルデラの噴火によって2万2千年前に、
噴火してできたとされ…
2万年前といえば、人類が誕生しているか、
いないかという大〜昔です。
はるか昔に出来た地球の垢のようなものです。
ほっておいたら、ただの土なんです。
ところが、この土の特性に目をつけた人がいたのです。
それまでは、ただの土ですから、野ざらしです。
火山灰ですからね…
で…
シラスは、マグマの千度を越す温度によって自然焼成。
完全無機質粉状の純天然セラミック物質。
埋蔵量は南九州だけでも90Km3と見積もられています。
私には量は想像できませんが…
とにかくとてつもなく多いってこと。(笑)
まさに地球のメカニズムから生まれた恵みの資源です。
人為的なエネルギーを一切使用せずにできた…
超省エネ型地上資源です。
Q:シラスの主成分は何?
A:成分構成は珪酸70%、
アルミナ14%、
カルシュウム3%、
ナトリュウム3%、
磁鉄2%、
カリウム3%、
ほかマグネシュウム、
チタン、マンガン、リン酸、
H20ー、H20+少々からなってます。
これらは結晶型30%対、
非結晶70%で鉱物構成され、
非結晶部分
に多孔質の形状が見られ、
軽石状になっているんです。…
比表面積が非常に大きく、
壁材として魅力あるもの
となっているようです。
ちょっと難しいですよね。では…
鉱物って何?
大自然が作り上げたものです。地球を形つくっている物です(?)
成分が一定で、均一な物質。組成は化学式で表現されるものです。
何年経っても、成分が変らず、一定の結晶構造を持ち、永久的なもの。
生物が関係しない、無機物です。
どうやってできの?
地球で何万年も歳月をかけてできました。もちろん人間誕生の前?
カルデラの噴火によって、2万2千年前に噴出してできたとされます。
多孔質物質って何?
物質に無数の孔が存在するものです。原理としては…
皆さんが台所でお使いのスポンジです。スポンジは水をすばやく吸収しますよね。
それと同じで、無数の細かい穴が多くあることで、表面積が大きくなり、
その物質特性を最大限に生かしてくれます。
最近あまりみなくなった、軽石のようなものですね。