ひっしで家族を守りたい!⇒耐震対策

08/07/09




ミャンマーのサイクロン被害が報道された後、
中国・四川省の大地震があり、



「一体地球はどうなっているのだろうか?」と
不安になりました。



両方とも、数十万人の被害であり、
家族や家を一瞬にして失った悲しみには心が痛みました。



家づくりをするわたしには、
家は本来、家族を守るためにあるはずが、
その役割を果たさなかったのは残念で堪りませんでした。



まあ、あれほど大きい台風や地震ですから、
やむを得ない面はあったでしょうが、
報道を見る限り、
ずさんな家づくりが被害を広げたことがわかります。




対岸の火事ではないですが、
自分に火の粉が降り注がなければ、
本気になって防御策を講じませんね。



国では、東海、南海、首都圏などに
大型地震警戒を出していますが、
個々の家を耐震化することは容易ではありません。




全国の地方自治体で、
耐震化の助成制度を設けている市町村もありますが、
まだまだ行渡っていません。
助成に熱心な神奈川県でも、
33の市町村の内、助成制度を勧めているのは、
18市町村にとどまっています。




また、助成制度があっても、
50万円を限度に1/2を助成するということですが、
キチンと耐震補強しますと、
この金額では納まりません。



そうかと言って、
この助成金は税金から出ていますから、
持ち家の人たちだけに使うことに、



「個人資産を守るのに、税金を使っていいのか?」
という声もあり、限度がありますね。




お勧めしたいことは、
建築から20年過ぎたら、
住宅の健康診断を受けることと思います。




住宅部材は10年過ぎますと、
何らかの故障や傷みが出てきます。
どの程度健全なのか、
修理しなければならない個所はないか、
など専門家に見てもらいましょう。




健康診断や人間ドックでも、
数万円の費用が掛かります。



家の診断も、その程度の費用は必要です。
ときどき、
無料耐震診断という案内があると思いますが、
市町村主催でなければ、
やめておくことです。
危ない業者が多いですから。




その健康診断の結果、
どうしても補強しなければならない個所が見つかったら、
必ず工事をしてください。



補強していたお陰で命を守れた例は少なくありません。
あなただっていざというとき、悲しい思いはしたくないですよね。


新築の家づくりでもそうです。
こんな設備がいいなァ。こんな間取りかなァ。とっても大切なことですが…
耐震設計についてもちゃんと考えてください。

間取りが提出されたら…
パット見て、壁のバランスを確認ください。
左右上下バランスがよければまあ安心です。
それでも設計者にきちっと確認ください。
バランスが悪ければもちろんきちっと確認してください。

決してカタログなどで説明する部材や、その材料の耐震性があっても、
その間取りの家が耐震性が良いではないのです。

あなた自身もほんの少しだけ耐震設計を頭に入れておいてくださいね。
とっても大切なことです。≪トップページ≫プチッと是非お願いします。人気blogランキングへ


社長吉田正之直行便あなた家づくりの悩みに無料サービスでお答えします。お気軽に何でもご質問ください。