ワイワイ家族会議・その１

「家を建てることを決めてから…
　家族の会話が増えました。
　自由設計の家にして本当によかった。」

そんな風に…

お施主様が話していました。

この地域は…
大きい和室の続き間を
必ずプランに盛り込みます。

何故かって、
冠婚葬祭・親戚が
とまりに来る。

お客様が来たとき困る。
そんな理由からです…

地域での見栄も
あるかもしれません。

５０坪６０坪の
家では小さいという感覚が
親世代には根強いかも。

しかし…

実際に建物の一番いい位置に、
配置された８畳１０畳等の、

和室の続き間を
使うのは１年に１・２回。

ほとんどのお宅が
物置状態です。（笑）

お客様自身も…
そう感じていました。

必然的に、
暗い長いローカを配置。
（廊下も馬鹿になりません）

坪数が大きくなる反面、
現在でも建物性能は
悪い場合が多いのでは。

暖房・省エネ等は…
二の次です。

お客様の希望も、
そんな形でした…

最初のお客様との
「ワイワイ家族会議」は
廊下でした。

暗くなる廊下を作らない。

その分、
部屋が大きくできる、
建物規模は小さくすることができる。

そのぶんで他に予算を
かけることも出来る。

そんなやり取りが続きました…

当然建物性能も
予算の中で、
良いものとすることができました。

?玄関８?（約４．８３畳）

専業農家のご夫婦が
田んぼから戻っても、

長靴のままで玄関に
腰を下ろすことができます。

みっともないようですが
でも大事なことです。

近所の人が長靴で尋ねてきても、
気がねなく長話、
井戸端会議が始まります。

昔の民家住宅の三和土の
感覚です。

もちろん白州土タタキ
ですので消臭効果も
ばっちりです。

あらたまった
お客様の訪問には、
玄関向かって左の
和室に通します。

急なお客様でも、
夜でも、家族団らんは
茶の間で気兼ねなくOKです。
　　　　　
天井高は２，８７３ｍ
構造架構美がきれいです。

シラス壁の味わいも最高です。

?茶の間１６?（約９．６６畳）

普段の家族団らんの場所です。
家族の団欒中に
お客様の訪問があったら、

玄関横の和室側
からこんにちは。

家族の団欒は続行です。
親しいお客様は、
正面よりこんにちは。

こんな使い勝手ができます。

?和室１６?（約９．６６畳）×２室

玄関から直接出入りが可能、
必然的によく使える空間になります。

家族の団欒スペース。
お客様のスペース。
いろんな空間演出が可能となります。

また、茶の間や玄関とは
開口高２ｍの障子で仕切られ、
普段は開放的な空間にはやがわり。

もちろん、続き間の土佐和紙
の襖を空ければ大空間が誕生します。

玄関・和室・茶の間は、
ランマ部はシンプルに
開口され空間が一体に
なっています。

天井は構造架構美がきれいです。
シラス壁の味わいも最高です。

「ん〜」とあなたも感じます。（笑）

施主様の要望の続き間を
取り入れながら、

いろんな使い勝手のできる
和室としました。

もちろん…
ローカを作らなくても
個別に利用も可能となってます。

お客様のトイレ洗面の利用は、
キッチンスペースを
通らなくても可能になっています。

?キッチン１２?（約７．２４畳）

キッチンを中心に、
茶の間・和室１．２
寝室・２階スペースに動きが可能。
　　　　　
水周りにも隣接し、
家事動線が短くなっています。

?寝室１０?（約６．０３畳）

防犯のために窓には
シャッターがついています。

高齢のご夫婦は
トイレが隣接しているので
安心です。

?ファミリールーム１２?（約７．２４畳）

お孫さんが小さいことから、
当分の間、お嬢さん家族の団欒の場、
または勉強スペース、遊び場空間。

バルコニーに接しているので、
開放的です。

?子供部屋

明るい子供部屋
収納たっぷりとりました。

１階：シラス塗り壁、
天井：（杉板３６）
構造架構美あらわし（梁）
床：杉板３６ミリ

２階：土佐和紙壁紙、
天井：（パイン構造用合板２８）
構造架構美あらわし（梁）
床：無垢ｼﾞｭﾋﾟｰﾉ１２ミリ

高断熱高気密高耐震な建物。
外壁、シラス塗り壁。

お施主様との共同作業
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